未支給の保険給付
1.未支給の保険給付とは
保険給付の受給権者が死亡した場合で、その死亡した人に支給すべき保険給付で、その人に支給しなかったものがあるときは、一定の遺族が自己の名で、その保険給付を請求することができる。これを未支給の保険給付という。
2.請求権者
(1)未支給の保険給付を受けることができる人は、保険給付の受給権者が死亡した当時、その人によって生計を同じくしていた配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹となる。
(2)未支給の遺族補償等年金を受けることができる人は、当該遺族補償等年金を受けることができる他の遺族(転給者)となる。
(3)未支給給付の請求者が、その未支給を受けないうちに死亡したときは、その請求権者の相続人が請求権者となる。