労働契約のポイント
1.労働基準法違反の契約(法13条)
(ポイント)
・労働基準法で定める基準に達しない労働契約はそのぶぶんについては無効となる
・無効となった部分は自動的に労働基準法の基準が適用される(部分無効自動引き上げ)
・無効となった部分以外の労働契約については有効でそのまま適用される
2.労働契約の期間(法14条)
(ポイント)
・期間の定めのない労働契約では労働者はいつでも辞めることができる
・有期労働契約では労働者は原則として途中で辞めることはできない
・有期労働契約では原則として3年を超える期間を締結してはならない
・下記の①〜④の労働契約は例外として3年を超える期間を締結できる
①一定の事業の完了に必要な期間を定める労働契約(ダム建設工事など)
②認定職業訓練を受ける労働者との労働契約(訓練期間が限度)
③高度な専門的知識等を有する労働契約(上限5年)
④満60歳以上の労働者との労働契約(上限5年)