社労士試験講座ポイント解説

労働基準法


労働契約のポイント

1.退職時等の証明
(ポイント)
・労働者から退職証明書の請求があった場合は遅滞なく交付しなければならない
・退職証明書は労働者が請求した事項を記載しなければならない
・退職後の請求であっても交付しいなければならない
・退職証明書を請求する回数に制限はない
・退職証明書の請求権の時効は退職から2年間
・解雇予告期間中に解雇理由証明書の請求があった場合は遅滞なく交付しなければならない
・使用者は退職者の就業を妨げる目的で以下の①②をしてはならない
 ①労働者の国籍、信条、社会的身分、労働組合運動に関する通信
 ②退職証明書への秘密の記号の記入

2.金品の返還(法23条)
(ポイント)
・労働者の退職後に請求があれば7日以外に金品を返還しなければならない
・返還する金品には未払の賃金、積立金、貯蓄金などがある
・返還する金品に争いがある場合は異議のない部分を7日以内に返還しなければならない
・退職金に関しては労働協約や就業規則に定めた期間内に支払えばよい

2024/11/16