社労士試験講座ポイント解説

労働基準法


労働時間・休憩・休日のポイント

1.1か月単位の変形労働時間制
(ポイント)
・労使協定又は就業規則で以下の事項を定める
 ①変形期間(1か月以内の一定の期間)及びその起算日
 ②変形期間における各日及び各週の労働時間
 ③労使協定による場合はその有効期間
・労使協定による場合は労基署への届出が必要
・変形期間における労働時間の総枠は以下の計算により定める
 週法定労働時間(40Hまたは44H)÷7×変形期間の暦日数

2.フレックスタイム制
(ポイント)
・労使協定及び就業規則で以下の事項を定める
 ①始業・終業の時刻及びこれらを労働者の決定にゆだねる旨
 ②対象となる期間
 ③精算期間(3ヶ月以内の期間)
 ④精算期間における総労働時間
 ⑤コアタイムを定める場合はその開始・終了時刻
 ⑥フレキシブルタイムに制限を設ける場合はその開始・終了時刻
 ⑦精算期間が1か月を超える場合は労使協定の有効期間
・精算期間における労働時間の総枠の計算は1か月単位の変形労働時間制と同様
・精算期間に労働時間の過剰があった際それを次の精算期間に充当することはできない
・精算期間に労働時間の不足があった際それを次の精算期間の総労働時間に加えるのはOK

2024/11/20